ちょうど先日書いた各SAPごとの売上高推移が割と好評でした。
その中で友人などから「違う数値でも見てみたいー!」などとの声をいただきました。

確かに営業利益とかも入れてこのグラフ見たらおもしろそうだなーとか思ったのですが、
なんだかそれもあまり芸がなくて面白くないなと勝手に思ってしまいました。

それよりかはブラウザとネイティブの売上比率で売上高の推移って関係あるのかなということが、
個人的にはずっと気になっていましたので今回はそれを調査してみました。

ざっくり言うと下記のことを調べて見ました。

①QonQでの売上高の成長率
②最新Qにおけるブラウザ、ネイティブの売上比率


この2つの数字を基にして、
縦軸に「①QonQでの売上高の成長率」、
横軸に「②最新Qにおけるブラウザ、ネイティブの売上比率」

を用いてマトリクス図を作成してみました。下記をご覧ください。
ちなみに数字の出処はグラフの下に記載しておきます。 
ゲーム概要上
<出典>
DeNA・・・国内コイン消費(某レポートより算出)
GREE・・・国内コイン消費(某レポートより算出)
ガンホー・・・モバイル売上を対象。スマホブラウザがないと判断。(決算資料参照)
サイバーエージェント・・・SAP事業売上よりブラウザ、ネイティブの内訳より類推(決算資料参照)
クルーズ・・・インターネットコンテンツ売上を対象。スマホネイティブがないと判断(決算資料参照)
KLab・・・ゲーム事業内の内訳(決算資料参照)
コロプラ・・・売上全てをネイティブとして算出(決算資料参照) 
enish・・・決算資料よりネイティブがないと判断(決算資料参照) 

という感じになるかなと思います。
再度言っておきますが、
縦軸に「①QonQでの売上高の成長率」、
横軸に「②最新Qにおけるブラウザ、ネイティブの売上比率」
となっており、数字の根拠は出典をご確認ください。

こうやって見るとやはりネイティブ全力のコロプラ、ガンホーが絶好調という感じですね。
それに対してブラウザが主力のDeNA、GREEが伸び悩みというのがより鮮明に浮かび上がってきます。 

ただ、そんな中でもやはりクルーズの健闘は目につきますね。
おそらくブラウザがほぼ100%の中でQonQの売上高成長率がプラスなのは素晴らしいことかと思います。
毎度書いていますがここからブラウザを維持したままネイティブへうまく移行できるのか。
右肩上がりで行けるのか要注目していければと思います。

さらに今回の調査で最も興味深かったのはサイバーエージェント
サイバーのネイティブ売上比率は約42%と想像以上に高い数字となっていました。
個人的にはバハムート、モバマスのイメージが強くてブラウザの方が稼ぎ頭なのかなと。

ちなみに算出方法は決算資料P.19に3Q累計のネイティブ売上が15,241(百万円)との記載が。
P.16にあるSAP事業売上の3Q累計は12,412+12,589+11,131= 36,132(百万円)とのこと。
そこから15,241/36,132=42.1%という算出方法です。
あとこれは3Q累計なので3Q単体であればもっとネイティブ比率が高いはず。

縦軸はQonQでの売上高成長率になっていますが、
今Qでは不採算タイトルを削減しており、売上がそこそこのレンジで減っております。
しかし、不採算タイトル削減により営業利益は過去最高を記録
つまりは、上記マトリクス図でもプラス側に来ていてもおかしくなかったわけです。
そこにこのネイティブ比率の高さを考えると否応なしに期待させられます。

未だにリリースされていない三国志パズル大戦などありますが、
今後リリースされるネイティブで大ヒットタイトルが出ればガンホー、コロプラ群への仲間入りも。
Ameba事業などで苦戦が続くサイバーですが引き続き、このSAP事業は要注目です。

あとKLabも赤字には転落してしまいましたが、他に比べればいい感じでネイティブへの移行が進行中。
ラブライブ!だけでは厳しかと思いますが、今日出た野球とかで何とか盛り返すことが出来ればと。

今回最も厳しいと思ったのはドリコム。 
こちらもKLabに続いてネイティブへの移行は進行しているものの、
ブラウザの売上が大きく下がっているという事実がありますので、
KLab以上にネイティブでのヒットタイトルが早急に必要となってきます。

決算資料ではファンタジスタドールをゴリ押しでしたが、未だリリースされず。
一応、決算資料では9月予定とのことなので問題ないはずなのですが、
アニメの放映や情報の小出しが多いのを見ていると少しだけ心配になってしまいます(笑)
ソーシャルラーニングが良いとの噂もありますので、ゲーム1本だけじゃないだけましなのかな・・・。

DeNAとGREEはQonQで数字が落ちてきてはいるものの、
まだサイズが大きいですのでもう少しだけは持ちこたえれるんじゃないかなと思います。
特にGREEはポケラボの寄与分が大きく、DeNAよりネイティブでは一歩リードという感じです。
このリードを保ったままきちんとネイティブへ移行出来るといいですね。

あとenishがマトリクス図の配置上の問題で少し下に来ていますが、
QonQでの売上高成長率は94%とやや微減という感じ。
以前の記事でも書きましたが大崩しにくいタイトルを複数保持していますので、
それらタイトルの売上が微減する中でネイティブへの移行をという感じでしょうか。
コロプラとの提携も発表しておりましたので、意外とスピード早く移行したりと。

以上、一部数字がわかる企業のみになってしまいましたがまとめてみました。
次回のQでこの配置がどのように変わるのか要注目ですね。

やっぱりガンホー、コロプラがいる右上の群を狙うのでしょうね。
個人的には1番左についたままで売上を伸ばすのも面白いと思うんだけどな・・・。
まぁけどそれは上場企業のやることではないかな(笑) 

ちなみにmixiも載せろと指摘をいただいておりますが、
好調すぎて図からハミ出してしまいました。悪しからず。 
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